転職エージェントは何社に登録すればいいのか。調べると、「2〜3社」という答えがよく出てきます。
私は課長として働きながら、リクルートエージェント、マイナビ転職エージェント、ビズリーチの3つに、同じ日に登録しました。最初は軽い気持ちでしたが、登録から8か月ほどで内定をもらっています。
この記事では、その体験から、サービスの組み合わせ方と、管理職が転職活動で準備しておきたいことをまとめます。なお、私が転職したのは30代半ばです。40代の方は、その前提で読んでください。
私が登録した3つのサービス
リクルートエージェントとマイナビ転職エージェントは、担当者が希望を聞いて求人を紹介してくれる転職エージェントです。ビズリーチは、登録した経歴を見た企業やヘッドハンターから声がかかる、スカウト型の転職サイトです。
ビズリーチの使い方は、ビズリーチの評判は本当?にまとめています。この記事では、主に転職エージェントの使い方を書きます。
転職エージェントは何社に登録する?
マイナビ転職エージェントのよくある質問では、最初は2〜3社に登録し、使ってみて相性のよい1〜2社に絞ることを勧めています。登録が増えるほど、やりとりや予定の管理が大変になるためです。
出典: 複数の転職エージェントに登録してもいい?(マイナビ転職エージェント)
私も、2〜3つで十分だと思います。それより大事なのは、種類の違うものを組み合わせることです。
最終的には、どのサイトがいいかより、良い転職先に出会えるかどうかが大事だと私は考えています。だからこそ、どこからでもチャンスを拾えるように、種類の違うサービスに幅広く登録しておくのがいいと思います。
総合型とスカウト型は、役割が違う
| 種類 | 例 | 何をしてくれるか |
|---|---|---|
| 総合型の転職エージェント | リクルートエージェント、マイナビ転職エージェント | 幅広い業界・職種の求人を扱い、担当者が求人の紹介、書類の添削、面接対策まで手伝う |
| 特化型の転職エージェント | 業界や職種を絞ったもの | その分野にくわしい担当者が助言する。求人の数は総合型より少ない傾向がある |
| スカウト型の転職サイト | ビズリーチ | 経歴を登録しておくと、企業やヘッドハンターから声がかかる |
総合型と特化型の説明は、マイナビ転職エージェントのよくある質問によるものです。私が使ったのは、総合型の2社とスカウト型の1つで、特化型は使っていません。
総合型は、担当者と話しながら進められるので、転職が初めてでも動きやすいです。スカウト型は、こちらから探さなくても声がかかるので、今の自分にどんな会社が興味を持つのかが分かります。
複数に登録するときの注意
同じよくある質問では、複数の転職エージェントを使うときの注意も挙げています。
- 同じ求人に、別の転職エージェントから二重に応募しない
- 複数の転職エージェントを使っていることは、担当者に伝えておく
- 連絡や面談の予定が増えるので、メモなどで管理する
担当者との面談は、オンラインを選んだ
転職エージェントに登録すると、まず担当者との面談があります。私は、電話ではなくオンラインの面談を選びました。
電話だけだと、何か伝わりにくいものがあると思ったからです。顔を見ながら話して、自分のことをよく理解してもらおうという気持ちもありました。
担当者は、どの方も一生懸命で、熱心に対応してくれました。適当だったり、面倒くさそうだったりする印象は一切ありません。無理に求人を勧められることもなく、困ったこともありませんでした。
社外の人に話すだけで、今の働き方が見えた
面談では、私が営業のほかに事務や経理まで兼務していることに、担当者が反応しました。そういう人は、あまりいなかったようです。
「大変な思いをされているのですね」「その経験はいろんな部分で役に立つと思います」と言われ、「ちょっと働かされすぎですね」と率直に指摘されたこともありました。社内では当たり前だと思っていた働き方を、外の人に指摘してもらった形です。
社外の相談相手の選び方は、キャリアコーチングは意味ない?にまとめています。
職務経歴書は、やってきたことをそのまま書く
私には、職務経歴書に書けるような実績がありませんでした。ニッチな業界で、表彰や社内コンペのような制度もない会社だったからです。
担当者からは、実際にやってきたことを、ありのまま書くように勧められました。
「自分には価値がない」「こんなことは書かなくていい」と思うような情報でも、企業の担当者によっては価値を感じてくれることがよくあります。自分で勝手に取捨選択しないほうがいい、というのが今の私の考えです。ありのままの自分を求めてくれる会社に見つけてもらう、という意味でもそうです。
管理職なら、次のようなことも書いておくと、面接で話がしやすくなります。
- 担当していた仕事の範囲(本来の担当でない仕事を引き受けていたなら、それも)
- 部下やチームの人数と、自分の役割
- 任されていたこと(採用面接、ほかの部署の仕事の兼務など)
- 出せる範囲の数字(担当していた取引先の数など)
管理職は、面接でマネジメントの中身を聞かれる
管理職だったことは、どの面接でも聞かれました。聞かれたのは、主に次の3つです。
- どんなマネジメントをしていたか
- 部下は何人くらいいたか
- 自分自身は、どんな仕事をしていたか
3つとも、役職の名前ではなく、実際に何をしていたかを聞く質問です。権限が小さかった人も、職務経歴書と同じで、やってきたことをそのまま話せばいいと私は思います。
働きながら、8か月で気持ちが固まった
登録したときは、本当に軽い気持ちでした。いつまでに転職しよう、とは考えていませんでした。
それでも、メールで求人やスカウトを受け取り、面談で話を聞くうちに、自分の中で気持ちがどんどん固まっていきました。登録から8か月ほどで、内定をもらっています。
登録は、すぐに会社を辞めるための手続きではありません。今の職場を外から測るための、物差しを手に入れることだと思います。届く求人と比べて今の条件を確かめるなら、実質時給の計算も使ってみてください。
内定をもらってから上司に伝えるまでの進め方は、管理職の退職、引き止められたらにまとめています。
40代で転職エージェントを使うなら
私が転職したのは30代半ばなので、40代の転職は経験していません。ただ、この記事に書いたことは、年代に関係なく役に立つと思います。
- 種類の違うサービスを、2〜3つ組み合わせて登録する
- 職務経歴書は、やってきたことをそのまま書く
- マネジメントの中身を、自分の言葉で話せるようにしておく
スカウト型に登録しておくと、今の経歴にどんな会社が声をかけてくるかで、自分の市場価値の目安が分かります。迷っているなら、まずはそこから始めるのがいいと思います。
40代の年収の相場と、市場価値の測り方は、40代の平均年収はいくら?にまとめています。
私が使ったサービス
私が使ったのは、リクルートエージェント、マイナビ転職エージェント、ビズリーチの3つです。どれが良かったかより、3つを同時に使って、チャンスを広く拾えるようにしておくことが大事だと思います。
リクルートエージェントとマイナビ転職エージェントでは、担当者に相談しながら求人を紹介してもらいました。ビズリーチは、無料のプランのままスカウトを受け取っていました(ビズリーチを使った記録)。
まとめ
- 転職エージェントの登録は2〜3つで十分。総合型とスカウト型など、種類の違うものを組み合わせる
- どのサイトがいいかより、良い転職先に出会えるか。チャンスを広く拾う
- 担当者との面談は、オンラインで顔を見ながら話すと伝わりやすい
- 職務経歴書は、自分で取捨選択せず、やってきたことをそのまま書く
- 管理職は、マネジメントの中身・部下の人数・自分の仕事を面接で聞かれる
- 登録は辞める手続きではなく、今の職場を測る物差しを手に入れること